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 最終更新日
  2022.11.06
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初心者の熱帯魚life


水槽のセッティング

 これから新規に水槽を増やそうとしたときの、熱帯魚を入れるまでの手順を紹介いたします。
 ただ水槽に水を入れてやれば、熱帯魚を飼育する環境が整ったわけではありません。 熱帯魚にとって水が命。というよりは水質が命


水槽のセッティング手順

 熱帯魚を健康に飼育するために、どのように水槽をセッティングするか私の方法を紹介いたします。



容器の洗浄と殺菌

 水槽。ろ過器の洗浄(極力洗剤は使用しないこと、使うときは中性洗剤、洗剤もよーく洗い流してください)と熱湯による殺菌
 ここで言う、ろ過器にはろ材は含まれません。ろ材は新品もしくは、別の水槽から移したものを使います。



水槽に入れるアイテムの洗浄と殺菌

 今度は、水槽内に入れるアイテムを熱湯による殺菌しましょう。
底床にする砂利はよく洗いましょう(お米をとぐ要領)これをしないと、水槽の水がにごります。(やってもにごってしまうんですけどね)
具体的には洗った水が濁らなくなる程度です。



水槽に水を給水

 水槽にはカルキ抜きをした水を入れます。
・カルキ抜きにはバケツなどに水を貯め、1日ほど日光浴をさせカルキを飛ばす方法。
市販のカルキ抜きの薬を使用する方法
・浄水器でカルキを除去する方法などがあります。



水槽内のレイアウト

 砂利・アイテム・水草・配管の設置を済ませましょう。


水を安定させましょう

 水槽の大きさにもよりますが、まずは魚を入れないでろ過器をとおして、水を循環させましょう。1日程で濁りも取れてます。
このとき、バクテリアを投入しておくといいようです。
 バクテリアの投入には
・別の稼動している水槽の水を入れる
・稼動しているろ過器のろ材を使用する(もしくは新しいろ材にしぼりかける
・稼動中の水槽がない場合は、市販のバクテリアを投入する。
などの方法でバクテリアを水槽内に繁殖させましょう。
 バクテリアが繁殖しないで魚を入れると、エサの食べ残しや、フンで水質がすぐに悪化し魚が体調をくずしてしまいます。



温度の調整

 水槽内の温度をヒーターなどで調整しましょう。



パイロットフィッシュ

 水槽内の循環機能(バクテリアの発生など)の促進を促すと共に、水槽の状態を確認するために、少数の魚を入れて様子を見ます。
(魚は水質の悪化に強いものを選びましょう。ちなみに私の場合、安価なネオンテトラやグッピーなどを用いています)
 バクテリアが繁殖して水槽の環境が安定するには1ヶ月ぐらいはかかるでしょう。





水槽内の循環機能


 水槽内の水はだんだん汚れて、毒素が増えて魚が健康に過ごせない状態になります。
したがって水は浄化(ろ過)してやらなければなりません。

 浄化するために、水槽にはろ過装置をつけます。水中のゴミを取り除く物理ろ過と、目には見えないので実感できないかもしれませんが、バクテリアにより水中の毒素を分解する生物ろ過があります。

 ろ過装置のろ過フィルターは物理ろ過をする為だけではなく、生物ろ過を促すバクテリアの最大の繁殖場所にもなっています。



生物ろ過

 魚のフンやエサの食べ残しなどからアンモニア(毒素が強い)が発生します。このアンモニアをバクテリアが亜硝酸さらに硝酸塩(毒素が弱い)に分解します。 硝酸塩も増えてくれば、魚にとって脅威になります。したがって、定期的な水換えが必要になってくるわけです。

 魚のエサの食べ残し・フン
     ↓ (自然発生)
   アンモニア
     ↓ (バクテリアの働き)
    亜硝酸
     ↓ (バクテリアの働き)
    硝酸塩 ⇒ 増えてきたら水換えが必要


 毒素の許容範囲の目安

アンモニア 0.1mg/リットル 以下
亜硝酸   1mg/リットル 以下
硝酸塩   50mg/リットル 以下


 はじめて熱帯魚を飼ったときに、すぐに病気になったり死んでしまったりというのは、この水槽セットアップ時にバクテリアの繁殖がしてないので、アンモニアによって・・・というのが大きい原因のひとつです。



物理ろ過

 飼育水をろ過フィルターの細かい目通して水中のゴミなどを取り除く浄化が物理ろ過です。
 また、ろ過装置にアンモニアを分解せずにそのまま吸着させてしまう、活性炭やゼオライトなどをろ過フィルターと兼用すると飼育水の浄化に効果的です。これは吸着の限界があるので、ある程度使用したら交換が必要になります。



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