水草についてご紹介します。
私の水草の育成方法を紹介したいと思います。
水草の効果
熱帯魚を飼う上で、水草も是非とも入れてほしいと思います。以下に水草の効果をあげていきます。
・有害物質を消化・吸収し、水を長持ちさせる。
・酸素を供給する。
・魚の隠れ家になる。魚のストレス解消につながります。
・水槽を目で楽しめる。
・水草によってですが、産卵時の産卵床になる。
水草を成長させるには
地上の植物と同じように光合成と養分が必要です。
光合成を十分させましょう
定期的に1日10時間ぐらい照明をつけて光合成をさせてあげましょう。
また光合成には光の他に二酸化炭素も必要です。
<水槽内の二酸化炭素が減らないよう心がけましょう>
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エアレーションは水中に酸素を増やし、二酸化炭素を減らします。昼間の光合成を行う時間にはエアレーションを止め、光合成をしない夜間にエアレーションをするのが理想的です。
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上部式ろ過装置は二酸化炭素が逃げやすいろ過装置です。また、エアレーションを利用したろ過装置も同様です。二酸化炭素がいちばん逃げにくいのは外部式ろ過装置です。
<水槽内の二酸化炭素を増やしましょう>
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二酸化炭素を添加するのも大変効果的です。溶存炭酸ガス量の理想は5?15mg/リットルです。多すぎるとコケの大量発生の原因になります。また、添加するのは、光合成を行うとき(照明をつけているとき)だけにしましょう。
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二酸化炭素が多すぎ、養分や光量が不足していると有茎水草が間延びや葉が薄べったくなるなどの症状が現れます。
肥料を与えましょう
水草の成長に必要な窒素やリンは、熱帯魚を飼うことで生成されますが、それでも不十分なときは水草用の肥料を与えます。
葉の色が薄くなっているようなら、使用方法にそって適量の肥料を与えてください。
肥料の与えすぎもコケの大量発生につながります。
水草の購入
初心者の方は、葉の大きく枚数の少ないものを選びましょう。(葉っぱが落ちると水質の悪化につながります。)
水草を入れるときは少量で様子をみるより、大量に入れたほうが水質も安定し水草のためにも、熱帯魚のためにも良いでしょう。
葉の緑が冴え、枯れていないもの、折れていないものを選びましょう。
購入した水草は水洗いしましょう。ヒルや貝などを水槽内に持ち込まないためです。
枯れた葉は良くなりません。水槽内にいれても水質を悪化させるだけです。
状態の悪い部分は排除してください。
水草のレイアウト
水草の見栄えを良くするには、手前に背の低い水草。奥に背の高い水草を配置するといいでしょう。
また、大きな流木などに着生させた水草は奥に配置してもいいでしょう。
水草は定期的にトリミングをしてあげましょう。
水草の注意点
水草の入った水槽で、塩を使うときは入れすぎに注意しましょう。水草が枯れます。
水草の分類と索引
形態 | 特徴 | 名称(索引) |
有茎水草 |
成長するにつれて茎が上に伸びていき、その茎から葉が出ている。
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根生水草 |
茎がなく、根と葉が放射状に生えている。
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着生水草 |
岩や流木などに着生する。
詳しくは
流木の入れ方をご覧ください。
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浮き草 |
水面に浮いている。
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ウォーター・レタス
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水草の手入れ
水草の枯れた部分や傷んだ部分は切って水槽から取り出してやり、伸びすぎた水草、脇から出た不要な新芽も切りそろえ見栄えを良する。
また、水草を増やすこともできます。
熱帯魚同様、水草にとってもアンモニアなどは有害物質です。水質には気を配らなくてはいけません。
熱帯魚を飼わずに水草だけの水槽でも熱帯魚飼育と同様の水換えをしましょう。
有茎水草
<トリミング>
茎のいたる所から、新芽と根が生えてきます。放っておくとみっともない状態になってしまいます。不要なものは切りって、取り出しましょう。
<増殖>
茎の途中からカットします。カットした上の株を植えれば、根が生えてきて新しい株として育っていきます。このとき新株の植え込む部分の葉は排除しておきましょう。
根生水草
<トリミング>
水草の根が隣に伸びて、そこから新芽が現れます。新芽が成長する前にそこから更に根が伸びて・・・と繰り返されます。余計な新芽と根は排除しましょう。
また、痛んできた葉も良くならないので、排除しましょう。
この種の水草は植え換えに弱く成長の妨げになります。一度植えたらなるべく抜かないようにしましょう。
また、根の部分から新芽が生えてくるので深く植え込むのは避けましょう。
<増殖>
上記のように放っておいても増殖していきます。
着生水草
<トリミング>
ウィーロモスなどコケ類の場合、長さと共に量も増えていきます。ある程度ボリュームがでてきたら、水槽から出してハサミでカットしましょう。(光の届かない内部が枯れて、はがれてきてしまいます)
<増殖>
これも勝手に増えていくので手を加える必要はありません。
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